張 楨林(ちょう ていりん)

2002年華東理工大学コンピュータ科学専攻を卒業。
東軟グループ(Neusoft)、ビステオン・ジャパン株式会社(Visteon)、株式会社ヴァレオジャパン(Valeo)、コンチネンタル・オートモーティブ(Continental Automotive)にて、システムエンジニアリーダー、プログラムマネージャーなどを歴任。現在は、オランダ発のTomTomにて、自動車向けGPSナビゲーションユニットの開発・販売などを担当。長年にわたって、日系企業・外資系企業にて多国籍のチームと共に研究開発、生産販売に従事する。

清水崇文(しみず たかふみ)

早稲田大学法学部卒業。イリノイ大学大学院東洋言語文化専攻修士課程、ハーバード大学大学院教育学専攻修士課程を経て、ロンドン大学大学院応用言語学専攻博士課程修了。スタンフォード大学講師などを経て現職。
著書に『雑談の正体―ぜんぜん“雑”じゃない、大切なコミュニケーションの話―』、『みがけ!コミュニケーションスキル 中上級学習者のためのブラッシュアップ日本語会話』、『日本語雑談マスター』シリーズなど多数。
日本語学習者のコミュニケーション能力の習得・発達を、語用論・談話分析の観点から長年にわたり研究。とくに、雑談が生み出す相互理解・関係構築の働きについて、実践と理論の両面から数多くの提言を行っている。

武田 聡子(たけだ さとこ)

NPO法人日本語教育研究所 副理事・主任研究員。桜美林大学・国士舘大学・立教大学、明治大学、東京大学大学院工学系本語教育コース 兼任講師。
オーストラリア・シドニー工科大学で日本語教育のGraduate Diplomaを取得後、シドニー大学やサタデースクール等で日本語教師としてのキャリアをスタートし、同大学院にてMA(アジア研究)を取得。
帰国後は、東京の日本語学校、大学、企業、自治体など、多様な教育現場で日本語教育に携わる。
これまでに、北区ボランティア教室での日本語支援者育成、日本語学校における日本語教師養成、企業でのビジネスパーソンを対象とした日本語教師養成など、人材育成にも幅広く従事。教材作成、執筆、コースデザイン、コーディネーションにも精力的に取り組んでいる。
主要著書に『留学生・日本で働く人のためのビジネスマナーとルール』『ビジネス日本語 教え方&働き方ガイド』初級から中級への橋渡しシリーズ「文法が弱いあなたへ」「聴解が弱いあなたへ」など、実践的な教育現場で活用される著作が多数ある。

住田 哲郎(すみだ てつろう)

神戸大学大学院文化学研究科修了。博士(学術)。
韓国・東新大学校観光日本語学科専任講師、神戸大学大学院人文学研究科助教、台湾・東呉大学日本語文学系助理教授などを歴任し、2017年より現職。
日本語学の視点からマンガ表現を考察する研究に取り組み、「日本マンガの翻訳不可能性に関する一考察」や「役割語とキャラクターの関係性 ―いわゆる〈王様語〉の分析を通じて―」、「マンガの笑い声表記に見る役割語」などの著作を通じて、多数の研究成果を発信している。

尾山 慎(おやま しん)

大阪府生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。
大阪市立大学特任講師、京都大学・佛教大学非常勤講師などを経て、2013年より現職。
また、真言宗御室派寶珠院住職として宗教文化にも携わる。
古代日本語の文字や言葉の使われ方に関心を持ち、日本語の歴史や文字の成り立ち、表記の工夫などをテーマに研究を展開。
新村出賞研究奨励賞、萬葉学会奨励賞、漢検漢字文化研究奨励賞佳作などを受賞。
『日本語の文字と表記 学びとその方法』『朝倉日本語ライブラリー漢字』などをはじめ、日本語の漢字の歴史や文字としての特徴などに関する重要な提言を行っている。

吉野 隆(よしの たかし)

筑波大学第一学群自然学類卒業。筑波大学工学研究科博士課程修了。博士(工学)。日本大学短期大学部、東洋大学工学部環境建設学科を経て、現職。博士課程から現在まで「形の科学」をテーマに研究を続けている。専門は、非ユークリッド幾何学の応用、多面体幾何学の応用、折り紙の数理など。

李 在鎬(り じぇほ)

京都大学大学院人間環境学研究科博士課程修了。博士(人間環境学)。
専門は計量言語学、コーパス言語学、日本語教育、応用言語学、認知言語学など。情報通信研究機構研究員、国際交流基金研究員、筑波大学准教授などを経て、2016年より現職。計量国語学会理事、日本語教育学会代議員、韓国日本語教育学会海外理事などを歴任。2014年に日本語教育学会奨励賞を受賞。『AIで言語教育は終わるのか?: 深まる外国語の教え方と学び方』『データ科学×日本語教育』をはじめ、AIを活用した日本語教育や言語学習に関する最先端の提言を行っている。