ビジネス日本語でよく使われる「輸出」「設立」「消耗」などの漢字語には、中国語由来の語彙や、日本語として定着する過程で生まれた音や意味の変化など、興味深い背景があります。本講座では、呉音・漢音・慣用音といった音読みの変遷や、訓読みの歴史的経緯にもふれながら、現代日本語において漢字語がどのように意味を担っているかをわかりやすく解説します。具体的な語を取り上げて、音と意味のずれ、当て字、語構成のしくみなどを学ぶことで、ビジネス日本語に必要な漢字語の理解を深めましょう。

大阪府生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。
大阪市立大学特任講師、京都大学・佛教大学非常勤講師などを経て、2013年より現職。
また、真言宗御室派寶珠院住職として宗教文化にも携わる。
古代日本語の文字や言葉の使われ方に関心を持ち、日本語の歴史や文字の成り立ち、表記の工夫などをテーマに研究を展開。
新村出賞研究奨励賞、萬葉学会奨励賞、漢検漢字文化研究奨励賞佳作などを受賞。
『日本語の文字と表記 学びとその方法』『朝倉日本語ライブラリー漢字』などをはじめ、日本語の漢字の歴史や文字としての特徴などに関する重要な提言を行っている。
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概要
奈良女子大学・教授
※東洋大学以外の方も受講できます。
※海外の国地域からの参加も歓迎します。
※日本人の方も受講できます。
- 講座は全て日本語で行われます。
- 1コースのみの参加も複数コースの参加も自由に選ぶことができます。
- 講座終了後アンケートに回答した方は、講師が配付を許可した場合のみ講座で使った資料や動画を閲覧することができます。(今回は全コース動画、配付資料有り)